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面接受付担当も経験、陰の採用担当者でした!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
患者さんは医療機関に受診の際に、必ず有効期限内の保険証を持参するとは限りません。
その為、有効期限切れの保険証を提示されたら、どのように患者対応したら良いのか?悩まれる医療事務も多いと思います。
記事の前半では『保険証には必ず有効期限はあるの?』を解説し、
後半では『保険証確認で有効期限切れを提示された場合の対処方法』について紹介するので、参考にしてくださいね!
この記事を読み終えることで、保険証の有効期限切れを提示された時の対処方法が理解出来ると思います。
目次
保険証には必ず有効期限はあるの?
保険証には
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①有効期限の記載がない場合の保険証確認の注意点
協会けんぽ等の保険証は、有効期限の記載がない保険証です。
その為、被保険者番号・記号・番号を確認し生年月日で『今日の年齢』を確認しましょう。
年齢によって、高齢受給者証の対象月になった場合は『協会けんぽの被保険者証』と『高齢受給者証』の2枚の保険証を確認が必要になります。
また『高齢受給者証』は『資格取得日』『交付年月日』『有効期限』の記載があるので『有効期限が切れていないか?』確認しましょう。
実際に、来月から高齢受給者証対象の方が、今月に高齢受給者証が届いたので医療機関に提示されることもありますが、来月から適応になることを伝え、来月からは『協会けんぼの被保険者証』と『高齢受給者証』を合わせて医療機関に提示をお願いすると患者さんも理解しやすいです。
有効期限の記載がない被保険者証を提示されたら『生年月日』をみて『年齢を計算』し『高齢受給者証が必要か?』の判断を行わないと、正しくレセプト請求が出来ませんので気をつけて下さいね!
②有効期限の記載がある場合の保険証確認の注意点
有効期限の記載がある保険証を『会社で加入をしている保険』『市区町村国保』の2種類に分けて注意点を説明します。
組合保険・共済組合・国民健康組合
組合保険や共済組合や国民健康組合の保険証は、有効期限が記載されていることが多い保険証です。
その為、有効期限が切れる前に、会社から新しい被保険者証を渡され、古い被保険者証は回収される場合が多いので、有効期限が切れている被保険者証を医療機関に提示されることが少ないです。
市区町村国民健康保険
市区町村国民健康保険は、必ず有効期限が記載されています。
保険料をきちんとお支払いされている場合、保険証の有効期限が切れる前に、市区町村から保険証が郵送されます。
その後、古い保険証は、加入者ご自身が市区町村へ返却をしますので、返却しなければ『古い保険証』と『新しい保険証』を両方を持っていることになります。
その為、古いのを間違えて医療機関に持参する可能性が高いので、注意して確認しましょう。
また、国民健康保険加入のほとんどの方は、高年齢の方の為、『新しい保険証が届いているのか?』わからない方もいらしゃいますので対応が難しいですね。
保険証確認で有効期限切れを提示された場合の対処方法
医療事務が、患者さんの提示された保険証を確認し『保険証の有効期限が切れていた場合』は、患者さんに保険証の有効期限が切れていることを伝え、お手元に新しい保険証がないか?確認をしましょう。
現に、有効期限が切れている被保険者証や公費だけの持参の場合は、保険確認とは言いません。
車の免許も、有効期限が切れていたら無免許運転になりますよね?それと保険証も同じで『毎月保険証を確認する』のは、きちんと保険証の資格があるかどうか?確認をする為です。
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①保険証の有効期限が切れていることを患者さんに伝え方
有効期限切れの保険証を提示された場合に、患者さんに確認する対応は、とても難しいです。
「患者さんに恥をかかせないように」「患者さんを怒らせないように」「患者さんにわかるように」伝えるとトラブルが少なくて済むと思います!
医療事務
〇〇さん
医療事務
〇〇さん
医療事務
〇〇さん
〇〇さんは、新しい保険証が届いているか?わからない。こんな患者さんは結構居られます。
その場合、医療機関の判断で、自費でお支払をしてもらう。または、医療機関から保険者に電話を掛けて、保険証は送られているか?資格があるか?確認をすることもあります。
医療機関の考えにもよりますので、そこのやり方を覚えましょう!
②場合によっては被保険者に保険の資格があるのか確認をする事例
有効期限が切れている保険証を持参された場合、医療機関の考えによりますが、上の事例のように医療機関から保険者に電話を掛けて保険の資格があるか?確認することもあります。
- 患者が新しい保険証を受け取っていない場合
- 患者が新しい保険証が届いているか?わからない場合
被保険者に電話を掛けて資格取得を確認する流れ
保険証は、原本確認が基本です。
医師によっては『被保険者に電話を掛けて確認してあげて!』『保険証ないと困るから、どうしたら良いか聞いてあげて!』と言われることもあります。
その場合は
実際に、医療機関の損失にならない為に、被保険者に確認の有無を取ることもありますが、全ての医療機関に当てはまることではないですので、確認を。
③保険証が確認出来なければ全額自己負担になることを伝える
有効期限が切れている保険証を持参された場合は、どんな理由であれ、全額自己負担で患者に支払ってもらう医療機関は多いです。
- 受付の時点で、保険証を持参されなければ、本日は自費
- 診察待ち時間に保険証を持参されれば、保険適応にしますが、それ以外は、本日は自費
- 家族の方が保険証を持参出来るのであれば、それまで待つが、持参出来ないのであれば、本日は自費
医療機関によってやり方や考えが違うので、そこの医療機関のやり方を覚えましょう!
自費で支払いを納得された場合
- 後日、患者が医療機関に自費の領収証と保険証を持参してもらい、医療機関から返金する場合
- 後日、保険者に自費の領収証と明細書を患者が渡し、保険者から患者に返金してもらう場合
患者さんが自費で支払いを納得された場合は、その後どうしたら返金してもらえるのか?疑問に思う方も居られるので、医療機関のやり方を覚え、患者さんに伝える必要があります!
また、医療事務の基礎知識の勉強をしていない場合は、実際に本を読んで知識を増やすのも良いですね!
まとめ:保険証の有効期限が切れている場合は全額自己負担
上記で紹介した『保険証には必ず有効期限はあるの?』と『保険証確認で有効期限切れを提示された場合の対処方法』を参考にしてみて下さい!
- 『患者さんに恥をかかせないように』『患者さんを怒らせないように』『患者さんにわかるように』保険証の有効期限が切れていることを伝えると、トラブルが少なくて済む
- 保険証の有効期限が切れている場合は、患者さんに全額自己負担になることを伝える
あくまでも私の経験上ですので、ご了承ください。
有効期限切れの保険証を持参されて、保険証の資格の有無が確認できなかった時は、レセプト返戻が来る可能性があります。
『保険証をお持ちですか?』『毎月確認していますので次回必ずお持ちください』と機械的に伝えるのではなく、保険証の資格の有無を確認しなくて大丈夫かどうか判断し、資格の有無が必要な場合は、患者に伝え、医療機関の報酬を得るようにしましょう!
医療機関の報酬やレセプト返戻は、自分の給料にもかかわってきますので、気を付けてね!
実際、医療事務の基礎知識がないと、医療事務になった時に覚えることが多すぎて、キャパオーバーになってしまう事もあるので、医療事務講座で勉強をしてみよう!
私のおすすめの医療事務講座は、たのまな医療事務通信講座です。
その理由は、 eランニングで学べて、質問は無制限なところ。
そして、受験料を支払えば『医療事務認定実務者試験』の資格試験を自宅に居ながら受験することが出来るから。
また、『診療報酬請求事務能力認定試験対策セット講座』の場合は、スキルアップに繋がりますよ。