調剤事務管理士と調剤報酬請求事務技能認定どう違う?どっちが良い?

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医療事務歴約20年、元医療事務です。(そのうち調剤薬局事務歴約4年)

こんな悩みを解決できる記事を用意しました。

調剤事務管理士技能認定試験を合格すると【調剤事務管理士®】の称号を得ることができます。

この記事は、調剤薬局事務の資格取得を考えて居て、調剤事務管理士と調剤報酬請求事務技能認定どちらを取得するか?悩まれている方へ、資格試験の違いと、おすすめな人の特徴を紹介します。

記事の前半では『調剤事務管理士と調剤報酬請求事務技能認定の違い』を解説し、

後半では『調剤事務管理士と調剤報酬請求事務技能認定どっちが良い?』を解説するので、参考にしてくださいね!

この記事を読み終えることで、調剤事務管理士と調剤報酬請求事務技能認定の違いが理解出来ると思います!

調剤事務管理士と調剤報酬請求事務技能認定の違い

調剤薬局事務の資格は民間資格で、調剤事務管理士と調剤報酬請求事務技能認定も調剤薬局事務の資格の1つです。

資格名 調剤事務管理士技能認定試験【調剤事務管理士®】 調剤報酬請求事務技能認定
主催 JSMA 技能認定振興協会 一般財団法人 日本医療教育財団
受験資格 特になし 承認を受けた教育機関で、一般財団法人 日本医療教育財団が定めた所定の教育訓練ガイドラインに適合するカリキュラムで技能を習得し、当該教育機関の実施する修了試験に合格した方に対して技能を認定する
試験内容

☑実技試験/調剤報酬明細書を点検・作成するために必要な知識(マークシート択一式調剤報酬明細書2枚)

☑学科試験/法規、調剤薬局請求事務(マークシート択一式10問)

☑学科(医療保険制度、高齢者医療制度、公費負担医療制度、医事法規一般、薬学一般、保険薬局業務)(三肢択一式。25問以上)

☑実技(調剤報酬明細書の作成、調剤報酬明細書の点検)

実施時期 年12回(毎月の第4土曜日翌日の日曜日) カリキュラム修了後
試験会場 在宅試験 在宅試験
合格率 60% 70%
難易度
合格基準

☑実技試験(点検・各作成問題ごとに約60%以上の得点をし、且つ、2問の合計で約80%以上)

☑学科試験80点以上

学科試験および実技試験の各々の得点率が90%以上を合格
受験料 6,500円(税込) 資格認定料3,000円(税込)
講座 ソラストの調剤薬局事務講座 ニチイの調剤薬局事務講座

上の表から、違いを1つずつ紹介しますね。

試験を主催する団体の違い

調剤事務管理士は「JSMA 技能認定振興協会」が主催し認定する資格で、調剤報酬請求事務技能認定は「一般財団法人 日本医療教育財団」が主催し認定する資格です。

実際に、調剤薬局事務の資格はたくさんあるので、履歴書に資格を記載する場合は、主催する団体も記載すると相手に伝わりやすいですよ!

受験資格の違い

調剤事務管理士は「特にない」ので、指定の講座を受講をしなくても受験することが出来ますよ。

一方、調剤報酬請求事務技能認定は「承認を受けた教育機関で、一般財団法人 日本医療教育財団が定めた所定の教育訓練ガイドラインに適合するカリキュラムで技能を習得し、当該教育機関の実施する修了試験に合格した方に対して技能を認定する」が受験資格がある為、ニチイの調剤薬局事務講座を受講をするとよいです。

試験内容と合格基準の違い

調剤事務管理士は、学科試験は法規・調剤薬局請求事務、実技試験は調剤報酬明細書を点検・作成するために必要な知識が2問が出題され、各分野で約60%以上の得点をし、且つ、合計で約80%以上の得点が合格基準なので、幅広く勉強を行う必要があります。

一方、調剤報酬請求事務技能認定は、学科試験は医療保険制度・高齢者医療制度・公費負担医療制度・医事法規一般・薬学一般・保険薬局業務が三肢択一式で25問以上、実技試験は調剤報酬明細書の作成・調剤報酬明細書の点検が出題され、学科試験および実技試験の各々の得点率が90%以上を合格としているので、こちらも幅広く勉強しましょう!

資格試験対策の調剤薬局事務講座の違い

調剤事務管理士の資格試験対策の調剤薬局事務講座は、ソラストの調剤薬局事務講座です。

一方、調剤報酬請求事務技能認定の承認を受けた教育機関は、ニチイの調剤薬局事務講座なので、資格取得を目指したいのであれば、受講を検討してみて下さいね。

調剤事務管理士の資格試験を紹介

公式のホームページを見る>>

特徴

☑合格すると【調剤薬局事務管理士®】の称号を得られる

☑処方せんの内容をきちんと理解し、調剤に要した調剤報酬費用を計算する知識とレセプト作成のスキルが身に付く

☑病院以外でも支払基金やコンピュータシステム開発の職場でも活躍できる

☑就職や転職に有利

主催 JSMA 技能認定振興協会

受験資格

特になし

試験内容

☑実技試験/調剤報酬明細書を点検・作成するために必要な知識(マークシート択一式調剤報酬明細書2枚)

☑学科試験/法規(医療保険制度・調剤報酬の請求についての知識)調剤薬局請求事務(調剤報酬点数の算定・調剤報酬明細書の作成・薬剤用語についての知識)(マークシート択一式10問)

実施時期 年12回(毎月の第4土曜日翌日の日曜日)
試験会場 在宅試験
試験持ち込み 電卓を除く、電子機器(パソコン・電子手帳など)は持込不可 それ以外の資料(点数表、テキスト、ノートなど)の持込はすべて可能

合格率

60%

難易度

合格基準

☑実技試験(点検・各作成問題ごとに約60%以上の得点をし、且つ、2問の合計で約80%以上)

☑学科試験80点以上

受験料 6,500円(税込)
講座 ソラストの調剤薬局事務講座
受講料 通信29,800円(税込)
受講期間 3ヶ月(最長12ヶ月までサポート)

調剤事務管理士技能認定試験は、資格取得をすると【調剤事務管理士®】の称号を得ることが出来ます。

また、調剤薬局事務の資格の中でも認知度が高く人気な資格。

実技試験は、調剤報酬明細書を点検・作成するために必要な知識がマークシート択一式調剤報酬明細書2枚で出題され、問題ごとに約60%以上の得点をし、2問の合計で約80%以上が合格基準なので相当勉強が必要になりますよ。

受験資格は特にない為、独学で勉強をして受験をすることが可能です。

しかし、初心者は独学で勉強をするよりかは調剤薬局事務講座を受講した方が資格取得への近道ですね。

調剤報酬請求事務技能認定を紹介

公式のホームページを見る>>

特徴

☑承認を受けた教育機関で、一般財団法人 日本医療教育財団が定めた所定の教育訓練ガイドラインに適合するカリキュラムで技能を習得し、当該教育機関の実施する修了試験に合格した方に対して技能を認定するもの

☑調剤報酬請求事務業務の従事者として必要な調剤報酬請求事務等の知識と技能のレベルを評価、認定することによって、その職業能力の向上と社会的地位の向上等に資することを目的

☑就職や転職に有利

主催 一般財団法人 日本医療教育財団

受験資格

承認を受けた教育機関で、一般財団法人 日本医療教育財団が定めた所定の教育訓練ガイドラインに適合するカリキュラムで技能を習得し、当該教育機関の実施する修了試験に合格した方に対して技能を認定する

試験内容

☑学科(医療保険制度、高齢者医療制度、公費負担医療制度、医事法規一般、薬学一般、保険薬局業務)(三肢択一式。25問以上)

☑実技(調剤報酬明細書の作成、調剤報酬明細書の点検)

実施時期 カリキュラム修了後
試験会場 在宅試験

合格率

70%

難易度

合格基準 学科試験および実技試験の各々の得点率が90%以上を合格
受験料 資格認定料3,000円(税込)
講座 ニチイの調剤薬局事務講座
受講料

通学45,049円(税込)

通信36,667円(税込)

受講期間

通学➡2ヶ月

通信➡4ヶ月(最長8ヶ月までサポート)

調剤報酬請求事務技能認定は、承認を受けた教育機関で、一般財団法人 日本医療教育財団が定めた所定の教育訓練ガイドラインに適合するカリキュラムで技能を習得し、当該教育機関の実施する修了試験に合格した方に対して技能を認定するものですので、独学で勉強をして受験をすることが出来ません。

その為、ニチイの調剤薬局事務講座の受講をする必要があるので、受験をしたいのであれば受講を検討してみて下さいね!

調剤事務管理士と調剤報酬請求事務技能認定どっちが良い?

調剤薬局事務になりたいあなたは、どんな考えなのか?何処で働きたいか?によって、目指す資格は違うと思います。

調剤事務管理士がおすすめな人

  1. 認知度の高い調剤薬局事務の資格取得をしたい
  2. 調剤薬局事務の知識があることをアピール出来る資格取得をして自信をつけたい
  3. 就職活動でPR出来る資格取得を目指したい

調剤事務管理士®は、調剤事務管理士技能認定試験に合格すると得られる称号です。

実際に、保険調剤薬局で働いている調剤薬局事務の多くは、資格取得をしている資格試験でもありますよ。

調剤報酬請求事務技能認定がおすすめな人

  1. 調剤薬局事務講座を受講して資格取得をしたい
  2. 医療事務もニチイで勉強したので調剤薬局事務もニチイで勉強したい
  3. 調剤薬局事務の勉強を一人でするのは不安なので講座で勉強をして受験したい

調剤報酬請求事務技能認定は、日本医療教育財団が定めた所定の教育訓練ガイドラインに適合するカリキュラムで技能を習得し、修了試験に合格すれば認定されます

その為、受験をすることが不安であれば、ニチイの調剤薬局事務講座の受講を検討してみては?

他の調剤薬局事務の資格との違い

調剤事務管理士や調剤報酬請求事務技能認定以外に、他の調剤薬局事務の資格取得を目指そうか?悩んで居られる方も多いと思いますので、

調剤事務管理士や調剤報酬請求事務技能認定と、他の調剤薬局事務の資格の違いを紹介しますね!

別記事になっていますので参考になれば嬉しいです。

調剤薬局事務の資格取得に迷ったら資料請求をしてみよう!

上記で紹介した『調剤事務管理士と調剤報酬請求事務技能認定の違い』と『調剤事務管理士と調剤報酬請求事務技能認定どっちが良い?』を参考にしてみて下さい!

調剤事務管理士と調剤報酬請求事務技能認定の違い

  1. 試験を主催する団体の違い
  2. 受験資格の違い
  3. 試験内容と合格基準の違い
  4. 資格試験対策の調剤事務講座の違い

調剤事務管理士がおすすめな人は、認知度の高い調剤薬局事務の資格取得をしたい

調剤報酬請求事務技能認定がおすすめな人は、調剤薬局事務の勉強を一人でするのは不安なので講座で勉強をして受験したい人

あくまでも私の経験上ですので、ご了承ください。

どの調剤薬局事務講座を受講するか?悩んでいる場合は、無料で調剤薬局事務講座の資料請求をして講座を比較してから、受講を検討してみても良いかもしれません!

気になる方はチェックしてみて下さいね!

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