調剤事務管理士と調剤報酬請求事務専門士どう違う?どっちが良い?

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医療事務歴約20年、元医療事務です。(そのうち調剤薬局事務歴約4年)

こんな悩みを解決できる記事を用意しました。

調剤事務管理士技能認定試験を合格すると【調剤事務管理士®】の称号を得ることができます。

この記事は、調剤薬局事務の資格取得を考えて居て、調剤事務管理士と調剤報酬請求事務専門士どちらを取得するか?悩まれている方へ、資格試験の違いと、おすすめな人の特徴を紹介します。

記事の前半では『調剤事務管理士と調剤報酬請求事務専門士の違い』を解説し、後半では『調剤事務管理士と調剤報酬請求事務専門士どっちが良い?』を解説するので、参考にしてくださいね!

この記事を読み終えることで、調剤事務管理士と調剤報酬請求事務専門士の違いが理解出来ると思います!

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調剤事務管理士と調剤報酬請求事務専門士の違い

調剤薬局事務の資格は民間資格で、調剤事務管理士と調剤報酬請求事務専門士も調剤薬局事務の資格の1つです。

資格名 調剤事務管理士技能認定試験【調剤事務管理士®】 調剤報酬請求事務専門士
主催 JSMA 技能認定振興協会 一般社団法人 専門士検定協会
受験資格 特になし 特になし
試験内容 ☑実技試験/調剤報酬明細書を点検・作成するために必要な知識(マークシート択一式調剤報酬明細書2枚)
☑学科試験/法規、調剤薬局請求事務(マークシート択一式10問)
☑共通問題学科マークシート30問(薬剤の基礎知識、疾患、医療保険制度、調剤関連法規₍医療保険の種類、医薬分業の流れ)、調剤報酬請求₍点数算定の正しい知識と解釈)、薬局業務の流れ、在宅業務の流れ)
☑1級追加問題学科マークシート20問
☑2級追加問題学科マークシート20問
☑共通問題実技3症例
☑1級追加問題実技1症例
実施時期 年12回(毎月の第4土曜日翌日の日曜日) 年2回・7月と12月
試験会場 在宅試験 会場受験=1級、1級と2級の併願
通信受験=2級、2級と3級の併願、3級
合格率 60% ☑1級:約20%
☑2級:約40%
☑通信2級:30%~40%
☑通信3級:50%~60%
合格基準 ☑実技試験(点検・各作成問題ごとに約60%以上の得点をし、且つ、2問の合計で約80%以上)
☑学科試験80点以上
受験料 6,500円(税込) ☑個人受験=1級6,380円(税込)
☑1級と2級併願11,110円(税込)
☑2級5,280円(税込)
☑2級と3級併願10,010円(税込)
☑3級5,280円(税込)個人受験通信=2級9,680円(税込)
☑2級と3級併願17,710円(税込)
☑3級8,580円(税込)
調剤薬局事務講座 ソラストの調剤薬局事務講座 一般社団法人 専門士検定協会

上の表から、違いを1つずつ紹介しますね。

試験を主催する団体の違い

調剤事務管理士は「JSMA 技能認定振興協会」が主催し認定する資格で、調剤報酬請求事務専門士は「一般社団法人 専門士検定協会」が主催し認定する資格です。

実際に、調剤薬局事務の資格はたくさんあるので、履歴書に資格を記載する場合は、主催する団体も記載すると相手に伝わりやすいですよ!

試験内容と合格基準の違い

調剤事務管理士は、学科試験は法規・調剤薬局請求事務、実技試験は調剤報酬明細書を点検・作成するために必要な知識が2問が出題され、各分野で約60%以上の得点をし、且つ、合計で約80%以上の得点が合格基準なので、幅広く勉強を行う必要があります。

一方、調剤報酬請求事務専門士は階級があり、共通問題学科試験は、薬剤の基礎知識、疾患、医療保険制度、調剤関連法規₍医療保険の種類、医薬分業の流れ)、調剤報酬請求₍点数算定の正しい知識と解釈)、薬局業務の流れ、在宅業務の流れ)、実技試験は、実技3症例が出題され、級が上がるたびに難易度が上がるので、試験対策が必要ですよ。

試験会場の違い

医療事務管理士『在宅試験』なので、人混みを気にせず受験出来るのは魅力的ですね。

一方、調剤報酬請求事務専門士は、会場受験=1級、1級と2級の併願、通信受験=2級、2級と3級の併願、3級です。

資格試験対策の調剤薬局事務講座の違い

調剤事務管理士の資格試験対策の調剤薬局事務講座は、ソラストの調剤薬局事務講座です。

一方、調剤報酬請求事務専門士は、一般社団法人 専門士検定協会でeランニングの受講が出来ますよ。

資格取得後の更新制度の違い

調剤事務管理士は、更新制度はないです。

調剤報酬請求事務専門士は、資格取得後に2年に1度の更新制度があり、2年に1度の更新制度(有料)

その為、資格取得後も2年に1度更新手続きが必要ですよ。

調剤事務管理士の資格試験を紹介

公式のホームページを見る

特徴 ☑合格すると【調剤薬局事務管理士®】の称号を得られる
☑処方せんの内容をきちんと理解し、調剤に要した調剤報酬費用を計算する知識とレセプト作成のスキルが身に付く
☑病院以外でも支払基金やコンピュータシステム開発の職場でも活躍できる
☑就職や転職に有利
主催 JSMA 技能認定振興協会
受験資格 特になし
試験内容 ☑実技試験/調剤報酬明細書を点検・作成するために必要な知識(マークシート択一式調剤報酬明細書2枚)
☑学科試験/法規(医療保険制度・調剤報酬の請求についての知識)調剤薬局請求事務(調剤報酬点数の算定・調剤報酬明細書の作成・薬剤用語についての知識)(マークシート択一式10問)
実施時期 年12回(毎月の第4土曜日翌日の日曜日)
試験会場 在宅試験
試験持ち込み 電卓を除く、電子機器(パソコン・電子手帳など)は持込不可
それ以外の資料(点数表、テキスト、ノートなど)の持込はすべて可能
合格率 60%
合格基準 ☑実技試験(点検・各作成問題ごとに約60%以上の得点をし、且つ、2問の合計で約80%以上)
☑学科試験80点以上
受験料 6,500円(税込)
調剤薬局事務講座 ソラストの調剤薬局事務講座
通学・通信・受講料 通信29,800円(税込)
受講期間 3ヶ月(最長12ヶ月までサポート)

調剤事務管理士技能認定試験は、資格取得をすると【調剤事務管理士®】の称号を得ることが出来ます。

また、調剤薬局事務の資格の中でも認知度が高く人気な資格。

実技試験は、調剤報酬明細書を点検・作成するために必要な知識がマークシート択一式調剤報酬明細書2枚で出題され、問題ごとに約60%以上の得点をし、2問の合計で約80%以上が合格基準なので相当勉強が必要になりますよ。

受験資格は特にない為、独学で勉強をして受験をすることが可能です。

しかし、初心者は独学で勉強をするよりかは調剤薬局事務講座を受講した方が資格取得への近道ですね。

調剤報酬請求事務専門士の資格試験を紹介

公式のホームページを見る

特徴 ☑医療費抑制の政策により、年々厳しく複雑になる調剤報酬改定に迅速に対応し、的確に算定及び説明が出来る人材
☑資格取得後も2年に一度の更新制度を導入
☑1級から3級まであり、1級は教育・リーダーレベルのスキルが必要
☑就職や転職に有利
主催 一般社団法人 専門士検定協会
受験資格 特になし
試験内容 ☑共通問題学科マークシート30問(薬剤の基礎知識、疾患、医療保険制度、調剤関連法規₍医療保険の種類、医薬分業の流れ)、調剤報酬請求₍点数算定の正しい知識と解釈)、薬局業務の流れ、在宅業務の流れ)
☑1級追加問題学科マークシート20問
☑2級追加問題学科マークシート20問
☑共通問題実技3症例
☑1級追加問題実技1症例
実施時期 年2回・7月と12月
試験会場 会場受験=1級、1級と2級の併願
通信受験=2級、2級と3級の併願、3級
試験持ち込み 持込不可
合格率 ☑1級:約20%
☑2級:約40%
☑通信2級:30%~40%
☑通信3級:50%~60%
受験料 ☑個人受験=1級6,380円(税込)
☑1級と2級併願11,110円(税込)
☑2級5,280円(税込)
☑2級と3級併願10,010円(税込)
☑3級5,280円(税込)個人受験通信=2級9,680円(税込)
☑2級と3級併願17,710円(税込)
☑3級8,580円(税込)
調剤薬局事務eランニング 一般社団法人 専門士検定協会
テキスト・過去問 過去問は公式ホームページから購入可能

調剤報酬請求事務専門士は、最新の保険知識の習得を行うために、2年に一度の更新制度が導入されていて、『1級⇒教育者・リーダー』『2級⇒中堅社員』『3級⇒新入社員』で、試験中の資料参照不可(実技試験のみ点数表配布)なので、難易度の高い資格ですね。

その為、スキルアップを目指したい方は、資格取得を目指してみては?

調剤事務管理士と調剤報酬請求事務専門士どっちが良い?

調剤薬局事務になりたいあなたは、どんな考えなのか?何処で働きたいか?によって、目指す資格は違うと思います。

調剤事務管理士がおすすめな人

  1. 認知度の高い調剤薬局事務の資格取得をしたい
  2. 調剤薬局事務の知識があることをアピール出来る資格取得をして自信をつけたい
  3. 就職活動でPR出来る資格取得を目指したい

調剤事務管理士®は、調剤事務管理士技能認定試験に合格すると得られる称号です。

実際に、保険調剤薬局で働いている調剤薬局事務の多くは、資格取得をしている資格試験でもありますよ。

調剤報酬請求事務専門士がおすすめな人

  1. 調剤薬局事務になった時に評価されたい
  2. 調剤薬局事務の難関資格を取得したい
  3. 会場受験で資格取得をしたい

調剤報酬請求事務専門士は、1級、2級、3級があり、1級は難関資格と言われています。

試験問題は共通問題と追加問題があり、3級は追加問題がありませんが、2級は学科に追加問題があり、1級は学科と実技の両方に追加問題があるので、だんだん難易度も高くなりますね。

また、資格取得後も2年に1度更新制度を導入されているので、2年に1度更新を行わないと資格が更新されませんので、資格取得をしていると、保険調剤薬局によっては評価されることもあります。

まとめ:調剤薬局事務の資格取得に迷ったら資料請求をしてみよう!

上記で紹介した『調剤事務管理士と調剤報酬請求事務専門士の違い』と『調剤事務管理士と調剤報酬請求事務専門士どっちが良い?』を参考にしてみて下さい!

調剤事務管理士と調剤報酬請求事務専門士の違い

  1. 試験を主催する団体の違い
  2. 試験内容と合格基準の違い
  3. 試験会場の違い資格試験対策の調剤薬局事務講座の違い
  4. 資格取得後の更新制度の違い

調剤事務管理士がおすすめな人は、認知度の高い調剤薬局事務の資格取得をしたい

調剤報酬請求事務専門士がおすすめな人は、調剤薬局事務の難関資格を取得したい人

あくまでも私の経験上ですので、ご了承ください。

どの調剤薬局事務講座を受講するか?悩んでいる場合は、無料で調剤薬局事務講座の資料請求をして講座を比較してから、受講を検討してみても良いかもしれません!

気になる方はチェックしてみて下さいね!

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