調剤事務のハイリスク薬とは?特定薬剤管理指導加算1の基礎知識

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この記事で解決できるお悩み

  • ハイリスク薬とは何か知りたい
  • 特定薬剤管理指導加算1の意味を知りたい
  • 特定薬剤管理指導加算1のイとロの違いを知りたい
  • 特定薬剤管理指導加算1の点数や算定の基本を知りたい
  • 調剤事務が受付や入力時に気をつけることを知りたい

このようなお悩みを解決できる記事を用意しました。

調剤薬局事務の仕事では、処方箋の受付や入力を行う際に、薬の種類や調剤報酬に関する知識が必要になることがあります。

業務を覚えるなかで、「ハイリスク薬って何?」「特定薬剤管理指導加算1は、どのような場合に算定するの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

特定薬剤管理指導加算1は、特に安全管理が必要な医薬品について、薬剤師が患者さんの状況などを踏まえて必要な服薬指導を行った場合に関係する加算です。2026年度の点数は、イが10点、ロが5点となっています。

ただし、対象となる医薬品や算定要件があり、ハイリスク薬が処方されていれば必ず算定できるわけではありません。

この記事では、調剤事務が知っておきたいハイリスク薬の基礎知識や、特定薬剤管理指導加算1のイとロの違い、受付・入力時に気をつけたいポイントをわかりやすく紹介しますね。

とめちゃん

調剤事務が知っておきたいハイリスク薬とは?

ハイリスク薬とは、使用する際に特に安全管理が必要な医薬品のことです。

薬の種類によっては、用法・用量や服用状況、副作用などに十分注意する必要があります。

そのため、薬剤師が患者さんの状況を確認し、必要な説明や服薬指導を行います。

調剤薬局事務として働く場合も、ハイリスク薬や関連する調剤報酬の仕組みを知っておくと、処方箋の受付や入力、薬剤師への情報共有などに役立ちます。

ただし、その薬がハイリスク薬に該当するかどうかや、どのような指導が必要かを、調剤事務が独自に判断するわけではありません。

対象となる医薬品や算定要件については、厚生労働省が定める基準や薬局内の手順に沿って確認します。

 

特定薬剤管理指導加算1とは?

特定薬剤管理指導加算1とは、特に安全管理が必要な医薬品が処方された患者さんに対して、薬剤師が必要な確認や服薬指導を行った場合に、服薬管理指導料に加算するものです。

患者さんに対象薬であることを伝え、これまでの指導内容なども踏まえて適切な指導を行うことが重要です。

特定薬剤管理指導加算1には、「イ」と「ロ」の2つの区分があります。

 

特定薬剤管理指導加算1の点数

区分 主な算定場面 点数
特定薬剤管理指導加算1 イ 特に安全管理が必要な医薬品が新たに処方された場合 10点
特定薬剤管理指導加算1 ロ 用法・用量の変更や副作用の発現状況などを踏まえ、薬剤師が必要と判断して指導した場合 5点

注意
※2026年度(令和8年度)の調剤報酬に基づく内容です。実際の算定には、対象医薬品や患者さんの状況、その他の算定要件を満たす必要があります。

 

特定薬剤管理指導加算1 イとは?

特定薬剤管理指導加算1の「イ」は、特に安全管理が必要な医薬品が新たに処方された患者さんに対して、薬剤師が必要な服薬指導を行った場合の区分です。

新たに処方されたかどうかだけでなく、対象となる医薬品であることや、必要な説明・指導などの要件を満たしているかを確認する必要があります。

調剤事務は、薬剤師が確認した内容や薬局内の運用に沿って入力・確認作業を行います。

新しい薬が処方されているという理由だけで、事務スタッフが加算の算定を決めることはありません。

 

特定薬剤管理指導加算1 ロとは?

特定薬剤管理指導加算1の「ロ」は、特に安全管理が必要な医薬品について、用法・用量の変更や、副作用の発現状況、服薬状況などを踏まえ、薬剤師が必要と判断して指導を行った場合の区分です。

たとえば、薬の使用方法や量が変更された場合、患者さんの副作用や服薬状況に変化があった場合などが、確認のきっかけになることがあります。

ただし、変更があったからといって、必ず算定できるわけではありません。

薬剤師による必要性の判断や、定められた算定要件を満たしていることが必要です。

調剤事務は、処方内容の変更や薬剤師からの指示など、業務上確認すべき情報を正確に扱うことが大切です。

 

特定薬剤管理指導加算1を算定するときの注意点

特定薬剤管理指導加算1については、次の点を押さえておきましょう。

  • イとロを重複して算定することはできません。 両方の条件に当てはまる場合でも、二重に算定することはできません。
  • 対象となる医薬品かどうかの確認が必要です。 特に安全管理が必要な医薬品に該当しない薬については、算定できません。
  • 新たな処方や指導の必要性を確認します。 イとロでは算定の条件が異なります。
  • 薬剤師による確認・指導が重要です。 処方内容や患者さんの状況に応じた薬学的な判断は、薬剤師が行います。

また、算定できる回数や対象となる患者さん、ほかの服薬管理指導料との関係などにも注意が必要です。

詳細は最新の調剤報酬点数表や関連通知を確認しましょう。

 

調剤事務が受付や入力時に気をつけたいこと

調剤事務は、ハイリスク薬について薬学的な判断をするのではなく、受付や入力などの事務業務を正確に行い、必要な情報を薬剤師へつなぐ役割を担います。

 

処方内容を正確に入力する

薬の名称や規格、用法・用量などは、処方箋の内容に沿って正確に入力します。

処方内容に不明な点や入力時に気になる点があれば、自己判断で変更せず、薬剤師や所定の確認担当者に確認しましょう。

 

 処方内容の変更に気づいたら共有する

前回と今回で薬の内容や用法・用量が異なる場合は、薬局内の手順に従って情報を共有します。

変更の理由や、加算の算定対象になるかどうかを調剤事務が独自に判断する必要はありません。

 

加算の入力方法を薬局内で確認する

レセコンでの入力方法や確認手順は、薬局によって異なる場合があります。

特定薬剤管理指導加算1のイ・ロの区分や、薬剤師による確認が必要な項目について、勤務先のマニュアルを確認しておくと安心です。

 

わからないことは薬剤師に確認する

ハイリスク薬に関する業務では、正確さが大切です。

対象薬の判断や患者さんへの服薬指導、算定要件に関する判断など、自分の担当範囲を超える内容は薬剤師に確認しましょう。

 

調剤事務の勉強に役立つ本

調剤事務の仕事では、処方箋の見方や調剤報酬の仕組み、医薬品に関する基本的な用語など、少しずつ覚えていきたい知識がたくさんあります。

ハイリスク薬や特定薬剤管理指導加算1についても、調剤報酬の基本を学びながら理解すると、日々の業務と結びつけやすくなります。

 

調剤事務の独学におすすめの本

調剤事務の仕事内容や資格の勉強を基礎から始めたい方は、独学に役立つ本を確認してみましょう。

 

調剤報酬について学びたい方

加算の仕組みや調剤報酬の基礎を勉強したい方は、調剤報酬に関する本も参考になります。

 

調剤薬局事務の用語を覚えたい方

仕事で使われる専門用語を少しずつ覚えたい方は、用語に関する本も確認してみてください。

 

加算の一覧と関連用語を覚えたい方

加算の種類が多くて混乱する場合は、調剤報酬全体の仕組みを整理してから、それぞれの加算について学ぶと理解しやすくなります。

加算の基本や算定については、下記の記事で紹介しています。

 

調剤事務の資格や講座で基礎から学ぶ方法もある

独学で調剤報酬や医薬品に関する用語を覚えるのが難しいと感じる場合は、資格や講座を通して基礎から学ぶ方法もあります。

自分に合う勉強方法を選ぶために、学習内容や受講費用、資格の取得方法などを確認してみましょう。

また、調剤事務の資格には複数の種類があります。資格ごとの違いを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

 

まとめ

特定薬剤管理指導加算1は、特に安全管理が必要な医薬品について、薬剤師が患者さんの状況などを踏まえて必要な服薬指導を行った場合に算定する加算です。

2026年度の点数は、イが10点、ロが5点です。

イは対象薬が新たに処方された場合、ロは用法・用量の変更や副作用の発現状況などを踏まえて薬剤師が必要と判断し、指導を行った場合が主な区分となります。

調剤事務は、加算を独自に判断するのではなく、処方内容を正確に入力し、必要な情報を薬剤師に共有することが大切です。

調剤報酬の仕組みや医薬品に関する基礎知識を少しずつ身につけ、安心して業務に取り組めるようにしていきましょう。

参考: 厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」

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