医療秘書技能検定試験は独学可能?過去問は何処で買える?

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医療事務歴約20年、アラフォー1児のママで、元医療事務です。

面接受付担当も経験、陰の採用担当者でした!

こんな悩みを解決できる記事を用意しました。

この記事は、医療秘書技能検定試験の受験を考えていて、過去問や問題集は何処で入手できるのか?に関する疑問を解決します。

記事の前半では『独学で医療秘書技能検定試験の勉強方法』を解説し、後半ではと『医療秘書技能検定試験の過去問や問題集は何処で購入する?』を解説するので、参考にしてくださいね!

この記事を読み終えることで、独学で医療秘書技能検定試験の勉強方法がイメージ出来ると思います。

医療事務と医療秘書の違いは?

医療事務と医療秘書の違いについて紹介しますね。

医療事務の仕事内容

医療事務が働く職場は、病院や診療所・クリニックの受付・会計窓口になります。

医療事務は、来院した患者対応、患者の保険証を確認し、電子カルテやレセコンに患者基本情報を登録し、各診療科への案内を行い、患者が診察終了後に、カルテを回収し、診療報酬の点数を計算し、領収証を発行し、患者から自己負担分を徴収をします。

そして、月末月初はレセプト作成を行い、保険者にレセプトを提出します。

この一連の流れを医療事務の資格取得を目指す勉強の中で、勉強出来ますよ。

医療秘書の仕事内容

医療秘書は、仕事の範囲は幅広く、医療機関によって仕事内容が変わってきます。

医療秘書のメインの仕事内容は、秘書業務、情報管理業務などになりますが、医療事務が行っている事務手続きと診療報酬請求業務も行います。

その為、医療秘書は医療事務の仕事内容も理解して、それ+秘書業務も覚える必要がありますよ。

なので、医療秘書の試験内容は、『医療事務の仕事内容』と『医療秘書の仕事内容』の両方が出題され、範囲も広くなっています。

医療秘書技能検定試験とは?独学は可能

公式のホームページを見る

医療秘書技能検定試験は、医療界における事務のスペシャリストをめざす人にとって、必須の資格となっています。

また、受験資格は特にない為、独学で勉強をして受験することが出来ますよ。

難易度
医療秘書技能検定試験1級
(5.0)
医療秘書技能検定試験準1級
(4.5)
医療秘書技能検定試験2級
(2.5)
医療秘書技能検定試験3級
(2.0)
特徴 ☑1級・準1級は、医師事務作業補助技能認定の条件を1つ満たす試験
☑1級と準1級は、実務経験がないと難しい
☑講座の受講は、医療秘書講座がおすすめ。
主催 一般社団法人 医療秘書教育全国協議会
受験資格 特になし
試験内容 ☑領域Ⅰ(医療秘書実務、医療機関の組織・運営、医療関連法規)
☑領域Ⅱ(医学的基礎知識、医療関連知識)
☑領域Ⅲ(医療事務(レセプト作成、診療報酬点数表の理解))
実施時期 年2回(6月・11月)
試験会場 一般試験会場
試験時間 ☑1級180分
☑準1級・2級・3級120分
試験持ち込み ☑領域Ⅲ(医療事務)受験の際のみ、ノート・参考書の持込み可能
☑点数表は必ず持参・薬価は問題に添付又は記載されている
☑携帯電話、PHS、個人用形態情報端末(PDA)等の電子通信機器のスイッチはOFFで、時計代わりの使用不可
☑解答はマークシート・記述式併用な為、HBかBの鉛筆と消しゴムを必ず持参
合格率 ☑1級25%前後
☑準1級30%前後
☑2級60%前後
☑3級75%前後
合格基準 配点は、領域Ⅰ60点、領域Ⅱ60点、領域Ⅲ60点で180点満点
領域Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、ともに60%以上正解のとき合格
受験料 ☑1級6,500円
☑準1級5,800円
☑2級5,100円
☑3級4,000円
おすすめ
医療秘書の講座
医療秘書講座

医療秘書技能検定試験は、実際に、1級と準1級は、医師事務作業補助技能認定の条件を1つ満たす試験な為、難易度が高くなっていて、実務経験がないと難しい試験です。

なので、3級から資格取得を目指すと良いと思いますよ!

独学で医療秘書技能検定試験の勉強方法

医療秘書技能検定試験は

  1. 医療秘書実務シリーズ
  2. 医療秘書医学シリーズ
  3. 医療秘書検定問題集(過去問)

を使って勉強をすれば、3級と2級は独学でも目指せますよ。

医療秘書実務シリーズのテキストを用意する
テキストを最後まで読む。

実際に試験内容はどんな感じか?どんな問題が出題されるかな?を理解する為に、最後まで一読する。

医療秘書実務シリーズのテキストをじっくり読む
じっくりテキストを読んで、重要なところをマーカーペンで線を引く。

重要かな?自分は覚えられないかもしれないところをマーカーペンや付箋をつけて自分用のテキストを作る。

医療秘書技能検定試験の問題集を用意する
実際に過去問や問題集の問題を1題ずつ読みながら解答を移して読んで覚える。

ある程度、医療事務の知識があり、試験を受けて実力を試したい場合以外は、最初から過去問や問題集の問題を解いていくと、わからなさすぎて、挫折をしてしまうと思うので、最初は問題を1題ずつ読みながら解答を移して読んで、セットで覚える。正解を覚えてから、実際に解いてみると良いと思います。

医療秘書技能検定試験の問題集を実際に解く
1度、問題と解答をセットで覚えて、自分が理解しているか?を知る為に、解答をみずに、自分で調べて問題を解いてみる。

実際に自分で解いてみると、間違えたところ、わからなかったところは理解していないところと気づける。

間違えたところ・わからなかったところ
間違えたところ、わからなかったところを印をつけて、重要!と自分で判断し、そこを重点的に勉強する。
同じ問題を何度も解いてみる
1つの問題の間違えたところ、わからなかったところがなくなるまで、何度も解いてみる。

実際に似たような問題が試験に出ることもある為。

違う問題も解いてみる
間違えたところ、わかならかったところがなくなったら、違う問題を解いてみる。

同じように解答を書き写して、問題と解答をセットで覚えてから、自分で解いてみる。

また間違えたところ、わからなかったところを印をつけて、そこを重点的に勉強する。

ことを繰り返して行う。

時間をはかって過去問を解いてみる
実際に時間をはかって問題を解いてみると、試験時の時間配分がわかってくる。

時間がかかってしまったところを重点的に勉強をし覚える努力をする。

1日2~3時間の勉強で理解出来るまでに半年から1年かかるかもしれません。

最初は3級の資格取得を目指すと、目指しやすいと思いますよ。

医療秘書技能検定試験の過去問や問題集は何処で購入する?

医療秘書技能検定試験の3級と2級の過去問と問題集・テキストを紹介します。

①テキストを購入する

医療秘書技能検定試験のテキストは12種類あります。

医療秘書技能検定試験範囲が広いので複数のテキストが建帛社から出版されています。

1.改訂 医療秘書実務シリーズ1 医療秘書

医療秘書・医療事務職の業務を行う上で必要な知識と技術を学べます。

医師の事務業務を代わりに行う「医師事務作業補助者」制度にも対応したテキストですよ。

2.医療秘書実務シリーズ2 病院のマネジメント

医療機関の目的と定義や組織各部門の役割と機能や管理や財政等についてわかりやすく解説したテキスト。

3.改訂 医療秘書実務シリーズ3 医療情報管理

医療秘書・医療事務職の業務を行う上で必要な知識と技術を学べるテキスト。

医師の事務業務を代わりに行う「医師事務作業補助者」制度にも対応したテキストで、医療IT化の最新動向を盛りこんだ改訂版ですよ。

4.改訂 医療秘書実務シリーズ4 医療関連法規

医療秘書・医療事務職の業務を行う上で必要な医療従事者関連、社会保障関係の各法律・法規を学べるテキスト。

医師の事務業務を代わりに行う「医師事務作業補助者」制度にも対応したテキストですよ。

5.改訂 医療秘書実務シリーズ5 医療用語

医療用語が載っているテキスト。

6.医療秘書実務シリーズ6 DPCの基礎

制度の背景、ICD‐10との関係、仕組みと運用、コーディングとそのルールを解説したテキスト。

7.新 医療秘書医学シリーズ1 医療概論

医療秘書技能検定試験ガイドライン2級レベルの医学知識に準拠、医療事務・医療秘書をめざすための入門書となるテキスト。

8.新 医療秘書医学シリーズ2 基礎医学

医療秘書技能検定試験ガイドライン2級レベルの医学知識に準拠、身体の仕組みや働きを学び、人体の構造と働きを理解する、簡単な疾病についても学習するテキスト。

9.新 医療秘書医学シリーズ3 臨床医学Ⅰー内科

医療秘書技能検定試験ガイドライン2級レベルの医学知識に準拠、器官別に、その働きと仕組みや検査、主な疾患について医療秘書として知っておくべき基礎的知識を系統的に学習するテキスト。

10.新 医療秘書医学シリーズ4 臨床医学Ⅱー外科

医療秘書技能検定試験ガイドライン2級レベルの医学知識に準拠、内科的な治療が困難な病気に対応できるように外科系の疾患を学習するテキスト。

11.新 医療秘書医学シリーズ5 検査・薬理学

医療秘書技能検定試験ガイドライン2級レベルの医学知識に準拠、「検査編」「薬理編」に分かれています。

検査編は、検査ごとに系統的に学習し、診療報酬と診療と疾患と検査の関係を身に付けられ、薬理編は、薬剤と疾病との関係を把握できるテキスト。

12.新 医療秘書医学シリーズ6 患者・看護論

医療秘書技能検定試験ガイドライン2級レベルの医学知識に準拠、「患者論」「看護論」に分かれてます。

患者論は、患者の心理、社会的側面についての理解、社会福祉実践の方法などを学習するテキスト。

看護論は、前半で看護の目的と役割やしくみ、倫理など看護の基礎知識を学習し、後半は、外来・入院・退院時,死亡時の看護および基礎的援助技術など医療事務実践に活用できる内容となっているテキスト。

医療秘書技能検定試験のテキストは医療事務のことも医療秘書のことも身体の仕組みのことも勉強するのに必要なテキストです。

実際、読み始めると難しいと思いますが、自分の身体のことも知ることが出来るので、とても為になるテキストですよ。

②過去問や問題集を購入して勉強する

医療秘書技能検定試験の3級と2級の問題集と過去問は、市販で売っているので、勉強しやすいですよ。

つちや書店から出版されています。

つちや書店から出版されています。

1.医療秘書技能検定試験3級(1) 医療秘書実務~医療関連知識

【領域Ⅰ】医療秘書実務、医療機関の組織・運営、医療関連法規
【領域Ⅱ】医学的基礎知識、医療関連知識

過去5回分の試験問題が載っています。

暗記が必要な領域ⅠとⅡの試験内容が載っていて、3級から勉強をすると理解が深まりますよ。

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2.医療秘書技能検定試験3級(2) 医療事務

【領域Ⅲ】医療事務(レセプト作成・診療報酬点数表の理解)

過去5回分の試験問題が載っています。

レセプト作成の領域Ⅲの試験内容が載っていて、レセプト作成は何度も解くことで理解が深まりますよ。

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3.医療秘書技能検定試験2級(1) 医療秘書実務~医療関連知識

【領域Ⅰ】医療秘書実務、医療機関の組織・運営、医療関連法規
【領域Ⅱ】医学的基礎知識、医療関連知識

過去5回分の試験問題が載っています。

3級の試験を踏まえ、一般的な試験内容が出題されます。

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4.医療秘書技能検定試験2級(2) 医療事務

【領域Ⅲ】医療事務(レセプト作成・診療報酬点数表の理解)

過去5回分の試験問題が載っています。

医療秘書技能検定試験の問題集は過去問も記載されているので、出題傾向も知ることができ、勉強になりますよ。

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③自分の好きなテキストを選んで勉強する

独学で、医療秘書技能検定試験を勉強する場合、口コミなどを参考にして、自分で好きな本を選んで購入してみるのも良いと思います。

自分がやる気がないと独学で学ぶのは限界があります。

最初から全てのテキストを用意してしまうと混乱してしまう事もあると思うので、試験対策のテキストを購入して実際に読んでみて勉強をしてみよう!と決めてから次の試験対策のテキストを検討してみると良いと思います。

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テキスト以外で勉強に必要な物を用意する

テキスト以外にも必要な物があるので、紹介します。

①電卓

自分の使いやすい物を1つ用意すると良いですよ!

個人的には▶の付いている電卓が使用しやすいです。

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②シャープペン2本

シャープペンは、試験時に必要になるので、書きやすいものを2本あった方が安心です。

芯を足すのも忘れずに!

途中で芯がなくなって慌ててしまうこともあるので、予備は必須。

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③消しゴム

消しゴムは細いものが、レセプト時に使いやすいですよ。

職場でも使用しているのですが、個人的には角の方が折れにくく使いやすいです。

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④マーカーペン

大切なところにマーカーペンを付けておくと分かりやすいので、好きな色を用意することをおすすめします!

ポイントは大切なところにマーカーペンを付けること!たくさんつけてしまうと色々目移りしてしまい重要なところがよく分からなくなるので、気を付けてね!

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まとめ:医療秘書技能検定試験の独学が難しければ学校で勉強をする

医療秘書技能検定試験を独学で勉強するには、上記で紹介した『独学で医療秘書技能検定試験の勉強方法』と『医療秘書技能検定試験の過去問や問題集は何処で購入する?』を実践して頂くと良いですが、独学が難しければ、学校の検討してみて下さいね!

  1. 医療秘書技能検定試験の受験資格は「問いません。」と記載があるので、独学で勉強をして受験も可能。
  2. 医療秘書技能検定試験は3級と2級であれば、市販の過去問や問題集が売っているので勉強しやすい。

ただ、難易度も高く自分一人で勉強をするのが不安な場合は、学校の受講を検討してみよう!

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